2007/06/01

セカンドライフはもうからないよ

いままで SLにてお店のオーナーをつとめる方(そのほとんどはクリエイター、デザイナーでもあります)のお話をいろいろうかがってきました。インタビューとか そういうのじゃなくて、個人的に。

---ここから常体にします---

お店をやるのは楽じゃない。ワールド内では、一度作ってしまえば在庫の補充の必要もない、コピーを売るわけだからその後も材料費は一切かからない。そういう利点は確かにあるけれど、作り手も人間ならば買うのも人間。ほんものの人間だから、現実と同じような苦労が起きてくる。お客さんが喜ぶようなものを作らなければ売れない。トラブルが生じたときの対応も誠意を持ってやらなければならない。海外の人からIMが届けば、当然英語でベストを尽くして対応することが求められる。ろくなものの作れないクリエーター、客の対応も満足にできない店主の末路は言うまでもない。けっきょく どうやったって楽に儲かる方法なんてありゃしない。モノさえ置けばお金が転がり込んでくるわけがない。人気店ともなれば、ログインの半分の時間はお客への対応に取られてしまう日もあるらしい。

よく「SLは儲かりますか?」と聞かれるけれど とんでもない。ぜんぜん違う。そんなのテレビがおもしろおかしく吹いてるだけ。気のせい。デマ。ほとんどの人にとって無関係のフィーチャー。むしろカネを出せ。無から有を生み出せるように それこそ"まるでゲームのように"儲かることを夢見て聞いているんだとしたら答えは絶対にノーだ。儲けのための元手は準備できるか? スキルはあるか? "ゲームではない"部分のSLに時間と手間を割き続ける意欲はほんとうにあるか?

英語苦手なんです>< とかいうスタンスならもう儲かる道はない(普通にゲームとしてお友だちと楽しく遊ぶ分にはそれでまったく問題ない)。4パーセントにも満たない日本人residentの半数以上は、SLにびた一文出す気のない、つまり君の商売相手にならない人。半数ってことで2パーセントにしておいても、その半数のどれぐらいの人が商品に興味を持ち、実際に購入してくれるだろうか。

仮想とはいえ厳しい商売の世界・ものづくりの世界で認められ、愛されるようになったオーナーたちは立派だ。
でも全員がその"立派"を目指す必要はない。
また 中途半端な考えではその"立派"にたどり着くすべはない。

無理せず労せずカネやモノを得たいなら、君のバーチャルな美しさに心酔し、ためらいなく貢いでくれる相手でも探すことだ。それが一番早い。


↑先月初めて作ったオブジェクト。撮影用スタジオ。5プリム。
よく見ると壁がすごいずれている。下手すぎで自分でもおかしくてしょうがないが 気に入っている。3年遊んどいてこの程度か。

2 件のコメント:

Liqueur Felix さんのコメント...

Sculpted Head Dress付きの
二段Flexiプリムスカート付き
高品質テクスチャのゴスロリ衣装と
アニメーション数種付き抱きクマを
毎日リリースしてくれれば
私相手限定でもうかりますよ!

Estella Thereian さんのコメント...

これは新しいアプローチ(´ー`)
みんなが「これがほしい!」って叫べば売れ筋になるはずの商品がダイレクトにわかっていいのかも?